ライター初心者へ送る~5章~

『ライター初心者へ送る』記事も最終章になりました。

最後のご紹介するのは、表面的なテクニックとバラエティ豊かな文章に対応するテクニックについてです!

 

 

1⃣話題の扱い

2⃣注目される文章

3⃣バラエティ豊かな文章

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1⃣話題の扱い

・オリジナルを作る

そこで起きた具体的なありのままのエピソードを自分の言葉で書く

書き手の思想や感想がなくてもオリジナルの文章になる

 

・主観の押し付けは読み手の邪魔になる

客観と事実が実用的な文章の基本です

 

2⃣注目される文章

・人物名から始める文章

文章のタイトルや書き出しは人物名にすると目に留まりやすい

 

・ファン層に向けて閉じた言葉を使用

上級者向きのテクニックです。2章ではなるべく一般的な用語を使用し閉じた言葉は使用しないと紹介しました。しかしここではあえて閉じた言葉を使うことによってニッチなファン層の目に留まるようなテクニックを使用しています

※閉じた言葉に気づかない人にも分かる言葉選びをしましょう

 

・呼応した言葉選びをする

(例)「陰口を言う」→「陰口を叩く」

名詞と動詞の限定的な関係性を「呼応する」といいます

この呼応表現を使用することで、こなれ感が出て文章のレベルが上がります

かといって通ぶり過ぎるのも反感を持たれるので適度な使い方を心がけましょう

 

・数字は具体性を増す

 

・タイトルはテーマを中心につくる

→ターゲットを絞り込み最適なタイトルを作成

集中型

日本財団ポートメッセなごやで海洋ごみ対策についてのプロギングトークショー

拡散型

日本財団ポートメッセなごやでキャンピングカーフェア2021と海洋ごみ対策についてのプロギングトークショーを行う 

 

・タイトルに約物は盛り込まない

 

3⃣バラエティ豊かな文章

・文章のテンプレ化に注意

毎回同じ描き方にならないように少しの変化を加える

 

・インタビューの仕方

インタビュアーは相手の話したいことを、話せる環境づくりを作ることが基本

「同意」「深堀り」で話題に対する正解を自然に導くことができる

予想外の回答はインタビュアーとして成功

話している最中の疑問や違和感は深堀の材料になるので見逃さないこと

 

・感想文やレビューの書き方

自分にインタビューする

出てきた回答に5回のWhyを繰り返すことで深堀をする

深堀りの結果、自分の主観に根拠がついた文が出来上がる

★人に説得力のある意見を述べるためには強固なロジックを組み立てることが重要です

 

・長い文章を書き方

第一章で紹介した要素のパーツごとの章を作成する

章の中で再度、要素のパーツを作成すれば長い文章も構造化した文章を作れる

★長い文章の場合は完読させるため盛り上がりを配置する構成力が問われる

 

・企画書を書き方

長い文章同様に、第一章で紹介したテーマとパーツを使用して作成する

企画書のパーツのテンプレート

〇企画概要:全容かいつまんで見せる「アウトライン」

〇企画意図:コンセプトやテーマを概要の直後に記載

〇企画内容:基本的に5W1H+How much を記載

 

・レイアウトの作り方

テーマとパーツを決めた後に要素を大まかに示した「ラフ」を作成

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ライター初心者のためのテクニックいかがだったでしょうか。

これらの書き方は、あくまでもテクニックであり「絶対にこの通り書かなけらばならない!」という訳ではありません。

ライター上級者になるほど、読者の気持ちに沿ったオリジナルなライティングが自然と身につくと思います。

このブログを通して自分らしいライティングを身に着けていただけたら嬉しいです。

最後まで読んでくださりありがとうございます!

 

 

参考: 唐木 元『新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング』(インプレス、2015/08)